HIROKO KOSHINO

KHギャラリー銀座・芦屋 きものことはじめ −コシノヒロコの着物展−

Info
2016.12.26

KHギャラリーでは、このたび展覧会「きものことはじめ −コシノヒロコの着物展−」を、銀座と芦屋の2会場で開催します。
祖父が呉服店を営み、幼少から着物や伝統芸能に慣れ親しんできたコシノ。その結びつきは深く、何度も作品のインスピレーション源になっています。そして10年以上前から、折に触れて手描きの着物を制作し、大切に着てきました。描いたものを自ら身に纏うことは、アートとファッションの究極の融合と言えるでしょう。これらの着物は、松や竹、桜などの日本の伝統的なモチーフが軽やかな筆さばきで描かれていることで、絵画としても鑑賞できる存在感を放っています。本展ではその秘蔵の着物と書、絵画を組み合わせ、スタイリッシュな空間を創り上げます。
 
銀座展では、ダイナミックに空中を舞う豪華絢爛の3枚組み打掛を中心に、艶やかな着物を展示。対照的に壁面には、さまざまな年代に書かれた書画を展示します。うっとりする彩りと、言葉とかたちの躍動が重なり合い、見るものを煌めきの世界へ導きます。

芦屋展では、ギャラリー空間の中でも特徴的な和室と、曲線を描く壁面の部屋に着物を展示。安藤忠雄氏設計の空間に降り注ぐ柔らかな光の中に佇みます。また油彩画を中心に最新の絵画作品が揃い、「日本文化の美」とのコントラストが立ち現れます。
 
着物は時代を超えるもの。手描き着物を通じて、新しい時代における日本文化とライフスタイルを、コシノは提案しています。「日本」を捉え直し、世界へ発信していく気運の高まる2017年。ぜひKHギャラリーで、日本の美に包まれた空間をご堪能ください。

KHギャラリー銀座
きものことはじめ −コシノヒロコの着物展−
2017年1月23日(月)− 3月5日(日)
10:30〜19:00
休廊日:1月29日(日)、2月12日(日)、2月26日(日)

KHギャラリー芦屋
きものことはじめ −コシノヒロコの着物展−
 
2017年2月17日(金)− 3月27日(月)
11:00〜16:00
火・水・木曜日休館
予約不要

http://www.kh-gallery.com

「東京ブランドの在り方」検討会

Info
2016.11.25

コシノヒロコが「東京ブランドの在り方」検討会のメンバーに選出されました。
本日、都庁にて一回目の会議が開催され、メディアで話題となっています。TBSの朝の情報番組「あさチャン!」で、コシノヒロコの電話インタビューが放送されます。東京ブランドのPRの在り方、ボランティアユニフォームについて提言をさせていただいておりますので、ぜひご覧ください。

日時:11月28日(月) 午前6時30分以降に放送
放送番組:「あさチャン!」
放送局:TBS
http://www.tbs.co.jp/asachan/

2017年春夏コレクション

Collection
2016.11.08

10月20日(木)、恵比寿ガーデンホールにて2017春夏コレクションを発表させていただきました。
今季のテーマは「BOUNDARY 〜あたりまえへの挑戦〜」。ランウェイは正方形。プロジェクションマッピングによる光の演出から始まり、キュビズムにヒロコのエッセンスを加えた72体の作品は満場のお客さまより拍手喝采をいただきました。ご来場くださいましたみなさま、どうもありがとうございました。

KHギャラリー銀座 カジ・ギャスディン×コシノヒロコ TIME AND SPACE −時の密度−

Info
2016.10.26

KHギャラリー銀座では、このたび展覧会「カジ・ギャスディン×コシノヒロコ TIME AND SPACE −時の密度−」を開催します。独自の感覚で絵を描き続けてきたコシノ。油彩であっても西洋の模倣ではない、日本の風土を感じさせる抽象絵画を追求していたコシノが偶然出会ったのが、カジの絵画でした。カジはバングラデシュに生まれ、来日後40年以上に渡り二つの国を行き来しながら精力的に絵画を描き続ける画家です。理知的で抽象的、そして同時にバングラデシュの風土と文化を感じさせる絵画からは、信仰にも似た情趣が感じられます。自分の信じるものだけを一心に描くカジの精神性に、コシノは深く共感し一目で惚れ込みました。そしてカジもまたコシノの絵画に、描くことへの情熱を感じ、かねてより競演を切望していました。
 
二人にとって念願であった本展では、カジは最新作である大作の油彩画と水彩画を含む緻密な抽象絵画を、コシノは偶然性を引き入れる独自の手法を用いた、KHギャラリー銀座初公開となる油彩画を中心に発表します。二つの世界が響き合う、堂々とした絵画空間が立ち現れることでしょう。「美は時間や空間を超える」と語るコシノ。その言葉には混迷する現代社会の中でも、生まれ育った風土や自身の経験に根ざした美を求めていく決意が含まれています。時を重ねて構築された二人の作家の信頼と、密度の高い絵画空間をご高覧ください。

カジ・ギャスディン×コシノヒロコ
TIME AND SPACE  −時の密度−

会期:2016年11月4日(金)− 12月18日(日) 10:30〜19:00
休廊日: 11月13日(日)、11月27日(日)、12月11日(日)


カジ・ギャスディン 《雨の音》 手漉き紙に透明水彩 2016


コシノヒロコ 《WORK #1475》 キャンバスに油彩 2015

KHギャラリー銀座 コシノヒロコ 創作の源泉

Info
2016.08.25

KHギャラリー銀座ではこのたび、日本の美を創作の源泉とするコシノの「墨」、そしてその制作と生活をさまざまな角度から紹介する展覧会「コシノヒロコ 創作の源泉」を開催します。
約15年前から独自の感覚で描き始めた「墨」のシリーズは制作の礎。墨と余白の間合いの中には、日本文化の深い精神性が宿っています。初期の力強い大作から、近作の金銀と墨が重なりあう作品まで。折々に変化する作品群は、その時のコシノが求める日本の美を鮮やかに反映しています。
兵庫県芦屋市の自然豊かな環境には、安藤忠雄氏設計の旧自宅「コシノ邸」を改装したKHギャラリー芦屋があります。コシノは「日本の四季を体得したい」との思いで約30年間そこに居住していました。すぐ近くには自然光あふれる空間のアトリエ・センペルがあり、コシノは日々大作に向かい続けています。コシノにとって芦屋での生活は、自らの発想の源泉であるのはもちろんのこと、日本人の美意識の源泉を辿ることにも繋がっているのです。
本展では、代表的な墨象や書の作品を展示し、コシノの「日本的感性」をご覧いただきます。そしてKHギャラリー銀座初の試みとして、生き生きとした制作風景のスライドと、安藤忠雄氏による「コシノ邸」のスケッチ、建築模型を披露します。ギャラリー空間全体に広がる、コシノが愛する芦屋の空気と、臨場感あふれる創作の源泉をどうぞご高覧ください。

コシノヒロコ 創作の源泉 
会期:2016年8月29日(月)− 9月25日(日)
休廊日:9月4日(日)、9月11日(日)、9月18日(日)


コシノヒロコ 《WORK #1591》 

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